『タラレバ娘』不倫&元カレで共感度だだ下がり。普通の女子にも見放される

日本テレビの連続恋愛ドラマ『東京タラレバ娘』。中盤に入って一気に評価を下げている。主人公たちの恋愛が「不倫」や「元カレ」で、普通の恋愛を夢見る大多数のアラサーアラフォー女子にとっては全然共感できなくなってきたからだ。

始めのうちは共感できた。主人公たちは女子会ばかり開いて、恋愛できないことをお互いに慰めあっていた。男性のグチを言ったり、モテないことを嘆いたりというのは、誰もが経験していることである。主人公たちが全員若くて美人であることは大目に見て、それよりも彼女たちの言動に共感していた。

ところが今はどうだ。やれ不倫だ、やれ元カレだと、特殊な状況ばかり発生している。元カレがいるということは、昔はちゃんと付き合っていた彼氏がいたということである。一度も彼氏ができたことのない一般女性にとっては「はぁ?」としか言いようがない。

不倫に至っては言葉も出ない。普通に恋愛して普通に結婚して普通に子供を産んで普通に幸せな過程を築く。この普通のことがどうがんばってもできなくて、それでいて周りからはせっつかれて、でも一番それをしたがっているのはほかでもない自分自身で……こんな人が不倫を望むわけがない。

極めつけは、こちらが何もしなくても向こうから勝手に言い寄ってきてくれる超絶イケメン男子。絶世の美女か大富豪でもない限り、現実ではあり得ない。共感できない度MAXに達した一般女性たちは、次々と『タラレバ娘』を切り始めている。

不倫でも元カレでもない普通の恋愛を描いたドラマはないのだろうか。脚本家でもネイリストでも看板娘でもない、普通の事務職の恋愛を描いたドラマは。美人すぎず、若すぎない、一般的な外見の女優を起用した恋愛ドラマをなぜ作らない?

だから『あいのり』や『テラスハウス』のようなものに人が流れる。普通の人の、普通の生活の中に、ふとした弾みで恋が芽生える。そこにあるのは、美男美女が織りなす別世界の恋愛ではなく、一般人でも身近に感じられるリアルな恋愛模様。いやおうなしに共感してしまう。

不倫や元カレなどの特殊な恋愛ドラマをありがたがっているのは、すでに普通の恋愛に成功している、恋愛カーストの上位者だけである。世の中の大多数を占める普通の人々から共感を得られないようなドラマは、静かに消え去っていくことだろう。

画像:筆者作成

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