期待はずれ『ボンバーワン』新おバカクイーン不発

2017年1月18日(水)19:00 から、TBSで『クイズ!ボンバーワン 秀才?凡人?おバカ?有名人常識Q検定SP』が放送された。

多数の著名人を取りそろえ、満を持して放送したこのクイズ番組。思ったより人気は伸びていないようだ。

”おバカクイーン”が不発だったことが一つの要因である。視聴者が期待したおバカっぷりは少なく、むしろ正解してしまう場面が目立った。

おバカ解答者を多く輩出して人気を博した過去のクイズ番組といえば、タレントの島田紳助(60)が司会を務めていた『ヘキサゴン』である。

後に、「おバカをキャラとして演じていた部分もあった」と語った出演者もいたが、それでも放送当時は高い視聴率を維持していた。

演じられたものでもいいから、視聴者はおバカを求めているのかもしれない。もちろん、天然のおバカが出てきてくれたらさらに歓迎だ。

我々がおバカを求めるのは、優越感を得たいからである。

仕事に疲れ、人間関係に悩み、趣味もなく、毎日をつまらなく過ごしている一般人。容姿でも知名度でも生活レベルでも負けている芸能人たちに、知性では勝っていると思えたら、それはとても快いことだ。

昔は、一般人はお笑い芸人をバカにすることができていた。しかし徐々にお笑い芸人のステータスは高まり、見下せる対象ではなくなりつつある。

おバカキャラの発掘は他の分野に広がっている。藤田ニコル(18)や滝沢カレン(24)などのモデル界わいだ。藤田のKYな言動や、滝沢の変な日本語を我々は楽しんでいる。しかし、彼女たちは知性が劣っているわけではない。生育環境が異なっていただけだ。

おバカではない人を、おバカだととらえて笑う。これは、演じられたおバカを笑うのとは違う。演者たちに、演じている意識はない。普通にしているのに、それがどこかずれていて笑いを誘う。自然なのに面白い。

今回の『ボンバーワン』には、おバカ成分は少なかった。演出でおバカの活躍を増やすか、できれば、我々が思いもよらない自然なおバカさをどこからか見つけてきてほしい。きっと高視聴率で返礼するだろう。

画像:『クイズ!ボンバーワン 秀才?凡人?おバカ?有名人常識Q検定SP|TBSテレビ』
http://www.tbs.co.jp/quiz-bomber-one/

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