橋下徹、「働けなくなった人には死んで頂くほうが経済的に一番いい」を支持

[3行まとめ]
①政治家ミッチー「働けなくなった人は死んだほうがいい」
②コメンテーターの橋下徹がミッチーの暴論を明確に支持
③実は、働けなくても死なないほうが経済的には効率がいい

2017年5月8日、テレビ朝日系列の討論番組『橋下×羽鳥の番組』で、過去の政治家による数々の失言が取りあげられた。10年前の久間防衛大臣による「日本への原爆投下はしょうがない」発言や、まだ記憶に新しい今村復興大臣による「東日本大震災が東北でよかった」発言などだ。

なかでも物議をかもしたのは、政治家の渡辺美智雄(愛称:ミッチー)によるこの暴論。「乳牛は乳が出なくなったら殺す。人間も働けなくなったら死んで頂くと大蔵省(今でいう財務省)は大変助かる。経済的に一番効率が良い」

スタジオ内に座っていたコメンテーターの橋下徹は「考えかたとして筋が通っている」と発言し、ミッチーの主張を明確に支持した。

確かに、働けなくなり税金を納めなくなった人を、国が税金で面倒を見るのは負担が大きい。戦争でも、敵兵を殺すより地雷などで手足を不具にしたほうが、治療や介護など相手側の負担を増やせるので有利になる。

しかし、仮に金銭的にトクだとしても、いま生きている人に対して「死んでいただくと助かる」などと言っていいはずがない。言える神経が想像できない。恐ろしいことだ。みんなの経済的な利益のために人の命が犠牲になる社会……。橋下徹は自分が年老いて働けなくなったら自殺して財務省を助けるとでもいうのだろうか。

橋下の思想は論外かつ人外だが、そもそも、「働けない人は死んだほうが経済的にトク」という考え自体が正しくない。働けなくても、生きていれば消費はする。食べ物も買うし、趣味にお金も使う。払ったお金は消えるのではない。商品やサービスを売った店や会社の儲けになる。利益があがり、国に税金を納める。このように経済は循環している。

働けなくなった人も、まだ働けないという人も、働けるけれど働かないという人もみんな、死ぬ必要はない。ただご飯を食べてトイレに行って寝るというだけでも、国の経済に貢献していることになる。というより、国にとっての損得などとは無関係に堂々と生きていていい。

一人一人が自分のことを考えて生きている社会とはすなわち、みんながみんなのために生きている社会のことである。

画像:『無料の写真 – Pixabay』
https://pixabay.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。