「片付けろ」坂上忍、ゴミ屋敷の主人に暴言。田嶋陽子の神対応を見習え

[3行まとめ]
①坂上忍がゴミ屋敷の住人にゴミを片付けろと言った
②坂上の厳しい発言も愛情だ、というヨイショ発言がなされた
③田嶋陽子の神対応でゴミ屋敷主人のかたくなな態度が変わった

家事を面倒に感じる人は多いが、度が過ぎると大変なことになる。全く掃除をせず、散らかり放題の部屋。ゴミも捨てずにたまり放題、悪臭やカビが発生――この近所迷惑なゴミ屋敷の問題を、2017年4月17日放送のTBS『好きか嫌いか言う時間』がとりあげた。

スタジオには、ゴミを集めてゴミ屋敷を作っている当の本人たちが登場した。ゴミ屋敷の主人から直接話を聞ける機会は貴重だ。彼らの説明によると、自分ではゴミを集めているという意識はないとか、少しずつ片付けている最中であるということだった。

それを聞いたMCの坂上忍がキレる。「言い訳ばっかり言うな」「まず片付けろ」などと身勝手な暴言を吐いたのだ。もちろん、それでゴミ屋敷の主人がゴミを集めなくなることはない。むしろ彼らを逆に追い詰めてしまい、ゴミ屋敷問題を悪化させるだけだ。

その後、あるコメンテーターが「坂上さんの厳しさも愛情だ」と発言して坂上をヨイショした。ひな壇には、発言してもオンエアされないコメンテーターたちがたくさん座っていたにもかかわらず、この坂上太鼓持ちコメンテーターの無内容な発言はカットされなかった。

数字(視聴率)を持つ坂上の好感度を下げないように、番組全体で坂上を守っているようだ。これしきの演出で惑わされてはいけない。愛のムチは相手との信頼関係があって初めて成立する。信頼関係がなければ熱血指導も単なるイジメ、ハラスメントと化す。

知恵のまわる坂上は、本当はわかっているのだろう。ゴミ屋敷問題の解決には逆効果であると知りながら、番組を盛り上げるためにあえてバカ丸出しの発言をしているのかもしれない。もしそうだとしたら、坂上の食い物にされたゴミ屋敷の住人たちがふびんでならない。

本当の問題解決法は、元政治家の田嶋陽子(76)が実践していた。まずはゴミ屋敷の住人たちに「血色がいい」と言ってほめるところからスタート。それから、自らのゴミ屋敷を「坂口安吾の家みたいで良い」と述べる主人に対して、田嶋は「坂口安吾好きなの?」と質問して話を広げようとする。相手の心に寄り添いながら、少しずつ距離を縮めていくのだ。

ゴミ屋敷の主人たちは喜んでおしゃべりを楽しんでいた。このようにしてやがてお互いに理解し合えるようになったあかつきには、「ゴミを片付けたらどう?」と提案されても素直に聞き入れたくなってくる。初対面でいきなりけんか腰で「片付けろ!」と叫んでもムダだ。

心理カウンセラーである必要はない。特殊なスキルはいらないし、美人やイケメンである必要もない。いま田嶋陽子がやって見せてくれたように、普通に接しているだけでいい。それだけで、ストレスをかかえたゴミ屋敷の住人たちは大いに喜び、自らの価値を見出し、生きる意味を再認識して、自発的にゴミを捨て始めるのだ。

画像:『無料の写真 – Pixabay』
https://pixabay.com/

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。