ネット炎上に加担しない人のほうが負け組。大学付属研究所の調査から判明

火事と喧嘩は江戸の花。ネットの花なら炎上だ。有名人がゲスな行為や不謹慎な発言をすると、たちまちブログやSNSが荒れる。膨大な数の批判コメントが、たった一人の有名人に殺到する。ネットを炎上させているのは一体だれなのか? どんな目的で炎上を起こすのか? 国際大学グローバル・コミュニケーション・センターという研究機関が調査した。

調査の結果、ネット炎上に参加するのは若い男性が多かったという。これは納得できるという人も多いだろう。しかし、ここからが予想外。なんと炎上参加者の特徴は、若い男性であり、かつ年収が高くて子供を持っているというのだ。若くしてお金と愛を手に入れた勝ち組男子がネット炎上を起こしていたのである。

彼らが炎上させる動機もこの調査で明らかになった。それは正義感だ。悪事をはたらいた人を糾弾して社会正義を実現するために、義憤にかられてネット炎上に馳せ参じている。

筆者はこれまで、貧乏で孤独で不幸な人が、不幸な境遇の八つ当たりとして、やれ炎上だやれ祭りだと大騒ぎしているのだと思っていた。完全に誤りだった。実際には、裕福で家庭を持つ人が、社会をよりよくするために、やむにやまれず炎上という裁定を下していたのだ。

「勝ち組ってそんなにいっぱいいるの?」と疑問に思った人がいるかもしれない。実は、そんなにいっぱいはいない。炎上に参加しているのはネットユーザーの0.5%にすぎないということも、この調査が明らかにした重要な事実だ。一般大衆ではなく少数精鋭がボランティアで正義を守ってくれている。

「炎上なんてやってて楽しいのかな」「あんなの誰がやってるんだろ」「ヒマなやつがいるね~」などと余裕をかましている人間たちのほうが負け組だったのだ。負け組のくせにそれを自覚せず、勝ち組が必死に努力して獲得した正義の傘に守られていることも知らず、炎上参加者をバカにしてのうのうと暮らしている。

ある意味それは幸せかもしれない。なぜ現在自分が平和に過ごせるのかを考えなくても生きていけるのだ。同時に、勝ち組が必ずしも幸せだとは言えない。脳天気な負け組たちに嫉妬されつつ見下されながら、しかも愛する家族を守りながら、社会の悪と戦っていかなければならないのだから。

その覚悟もない負け組人間は、炎上の傍観者としてこれからも負け続けていくしかない。

画像:『無料の写真 – Pixabay』
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