キングコング西野にバカにされたことが、なぜそんなに悔しいのか?

お笑いコンビ『キングコング』の西野亮廣(36)が自らの絵本作品『えんとつ町のプペル』を無料で公開した事件について、筆者は昨日、記事を公開した(下記リンク参照)。その直後、ツイッターで反論が届いた。問題は西野が他のクリエイターをバカにしたことである、という主旨だ。

絵本無料公開の衝撃。西野以外のクリエイターは潔く負けを認めよ!

バカにされていらだつ気持ちはよくわかる、と筆者は返信した。聖人君子ではない我々は、バカにされたら悔しい思いを抱いてしまう。ときにはかんしゃく玉を爆発させてしまうことだってある。

今回の西野の発言は、世間で広く行われている合法的な商取引をバカにしたものだった。お金を払った人にだけ作品を見せるなんてダサい、と西野は言う。作品と引き換えに対価を得ている、もしくは得ることを夢見ている大勢の人々が腹を立てた。

しかし、なぜ? どうして我々は怒るのだろう?

たとえばあなたが恵まれない子どもたちに募金したとして、「寄付なんてダサい」と言われて怒るだろうか。たとえばあなたが呼吸しているとして、「息をするなんてダサい」と言われて怒るだろうか。

なんとも思わないか、せいぜい「なんか変なこと言ってる人がいる」くらいにしか思わないだろう。相手にバカにされた自分の行為を、自分で良いことと思っていたり、良い悪い以前に当たり前のことと認識していたりすると、怒らないのだ。

怒るのは、後ろめたいことをしているという自覚があったり、自分のやっていることに自信が持てていなかったりする場合である。作品を見せてお金をもらうことは、そんなに悪いことなのか? 作品の対価として金銭を求めることに、なぜあなたは引け目を感じる? あなたの作品はそんなに無価値なものなのか? 違うだろう。

この弱点に、西野はつけいった。痛いところをつかれれば逆上するのも無理はない。己の作品だけではなく、己の作品を販売する行為にも誇りを持て。そしてできれば、誇るとかどうとかじゃなく、空気のように当たり前のものだと認識できる人であれ。そうすれば西野の挑発も軽く流せるようになる。外野に惑わされず、自分の人生に専念できるようになるのだ。

画像:『キングコング 西野 公式ブログ Powered by LINE』
http://lineblog.me/nishino/

「キングコング西野にバカにされたことが、なぜそんなに悔しいのか?」への2件のフィードバック

  1. キングコングの西野さんの絵本の件は、「上手くやったな」と思います。

    以前、『Free』という本が出版された時に、これからは「フリーミアム」になると言われました。

    ネットの世界では当たり前になったお試し部分をフリー、それ以上の機能をプレミアムとして料金を支払う。

    これを、絵本で真っ先に導入したってだけです。あっぱれとしか言い様がありません。

    アンチの人の負け犬の遠吠えですよね。

    1. 西野さんより前に絵本ナビっていうサイトとかで絵本の無料公開はやってたみたいですけど、
      ここまで成功したのはやっぱり有名人の西野さんだったからですよね。
      無料公開しても見向きもされない一般人からすれば、遠吠えしたくもなると思います。
      そういえばぼくも図書館で『Free』借りたんですけど、分厚くて読むのが大変でした(笑)

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