林家正蔵、NHK生放送で醜態をさらす

2017年1月21日(土)、NHK総合で放送された『週刊 ニュース深読み』で、タレントの林家正蔵(54)が情けない姿をさらした。今回のテーマは、アメリカの新しい大統領となるドナルド・トランプの政策。

トランプ米大統領は国境壁の強化や輸入品への課税など、自国の利益を優先する方針を打ち出している。そのことに対して林家は否定的な見解を表明したのだ。アメリカにはもっと世界のことを考えてほしい、と林家は言う。

確かに、これまでアメリカは西側世界の中では比較的公共的だった。旧ソ連を中心とする社会主義陣営に対し、自由主義イデオロギーの優越性を示す必要があったからだ。そうでなければ、みんな敵側に取り込まれてしまう。

しかし旧ソ連は崩壊、かつてのような東西対立は消える。アメリカに怖いものはなくなった。無理して仲間を増やすことはない。そう、アメリカは無理をしていたのだ。無理をして、世界のために立派な振る舞いをしようとしていた。

本当は、もはや無理のきかない体だった。自国のことで精一杯だったのだ。このアメリカ国民の本音を代弁し、トランプは勝利した。見栄をはって理想論をぶつのはやめ、自分の利益確保に専念することにした。

アメリカに見放された形になった世界。これからは日本も、アメリカに頼らず自立してやっていかねばならない。しかし林家は未練があるらしく、いまだにアメリカに頼ろうとしている。いつまで親の七光根性のままでいるのだろうか。

さらに恥ずかしいことに、林家は「(自国優先は)当たり前のことかもしれませんが」と予防線を張っている。視聴者からの「そんなの当たり前じゃないか」という批判をかわす狙いだ。

当たり前だとわかっているなら、自国を優先するアメリカをなぜ批判するのか。本音では当たり前だと思っているわけではないという証拠だ。単に批判を回避するためだけの、中身のともなわない言い訳はみっともない。

林家に限らない。これは近年の報道番組MCの常とう手段だ。『スッキリ!!』の加藤浩次、『モーニングショー』の羽鳥慎一、『バイキング』の坂上忍など、枚挙にいとまがない。なるべく視聴者を刺激しないように細心の注意を払ってコメントしている。

そうやって炎上を防ぐことが、番組を長続きさせる秘けつだ。なるべく問題を起こさない。プラスにならなくていい、マイナスを防げればいい。公務員の悪弊と思っていたものが、民間にも広く浸透している。

彼らのなだめすかしに籠絡されてはならない。表面的な言葉に隠れた本音を見極める必要がある。反対意見でも堂々と述べられる、風通しのいい社会を形成してゆこうではないか。

画像:『NHK 週刊 ニュース深読み』
http://www.nhk.or.jp/fukayomi/

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